（日付）２００７年３月２８日（水）
（山域）頚城
（メンバー）星谷明彦、篠崎純一
（天気）曇り
（タイム）小谷温泉山田旅館下トンネルＰ８：４０―南西尾根取り付き９：５０−天狗原山頂上１３：３５
通行止め地点Ｐ戻り１５：５５
（記録）
せっかく作った山スキーのための連休だが、あいにく今年は毎日天気が悪い。テレビの天気予報では低気圧が次々
と現れて、毎日雨か曇りばかりだ。それでもせっかくの休みに何処かの山スキーには行きたい。
前夜は小谷温泉道の駅でHoshiyaさんと夕食大食い大会の後に、Hoshiyaさんご用達のスーパーキャンピングカー？
車内泊となった。床の固さが適度で車内でもぐっすり眠れる。
早朝未明に起きたら予想通り雨がしとしとと降っていた。ここは気持ちよく2度寝に入るしかない。
次に目が覚めたら、既に7時半だった。雨はまだ降っているが少し小降りになってきた。これはやがて晴れてくれるか
もしれない。しかし今の時刻から登れる山スキールートは多くない。
泡よくば浅海川に滑り込むことも視野に入れつつ、ここは手堅く天狗原山南西尾根を目指す事となった。
小谷温泉下のがけ崩れ通行止めポイントまで車を移動し、通行止め手前トンネル内に駐車させていただいた。
有難いことに雨は止んでくれた。頂上で晴れてくれる事を期待しつつ、スキーを担いで林道歩行を始める。除雪されて
いる道を30分ほど栃の樹亭脇まで歩き、そこでスキーに履き替えた。
思ったより雪解けは進んでいる。とはいえ天狗原山南西尾根取り付き地点の雪はまだ十分だった。携帯電話やら排
泄感やら様々なものに呼ばれつつもそそくさと尾根を進む。一箇所だけ雪少なくスキーを外すポイントがあるも、概ねス
ムーズに標高を上げていった。
１５００ｍ付近は平坦になりぶな林が素晴らしい。更に上部では意外に複雑な地形が続いた。細かい上り下りもある。
ルンゼ状や雪庇尾根を越えたりと変化があって楽しい。一部雪崩注意ポイントもある。また迷いやすいので視界が無
いときは通行注意だろう。
１９４９ｍピークを大きく巻くと、残りは快適中斜面が頂上近くまで続いていた。これはテレマーク向きの快適スキール
ートだ。
山スキーとしては大分遅い午後に登頂。一部晴れ間も見える。今後のために周囲の地形を心とデジカメの両方に記
録しておいた。
さてお楽しみの滑降だ。Hoshiyaさんは浅海川に滑り込みたそうだったが、僕は快適テレマークターンを変化に富んだ
南西尾根コースに刻みこみたい。協議の上いつもの様に僕の希望を聞いていただき、南西尾根を引き返す事となっ
た。
Hoshiyaさんは奇声？を上げてどんどん下っていく。彼の格好良い滑降写真を撮りたかったが、僕はなかなか足の力
と技術がついていかないので、遅れないよう滑り降りるだけで精一杯だ。テレマークスキー滑降の楽しみ方とアルペン
スキー滑降の楽しみ方は微妙に異なるというのもある。それでも次々と複雑な地形をこなしながらのスピードスキーは
楽しい。
標高が下がると藪が濃くなり湿り雪となったが、夢中で滑っている内に林道に出てしまった。
後は道端の雪を繋げ残りわずかな滑降を楽しみながら、車の置いてある通行止め地点までとぼとぼと先を急ぐのみ
だった。
