（山域）秋田県
（場所）秋田駒ケ岳（１６３７ｍ）
（日時）平成１７年４月１５日（金）
（コース）田沢湖高原アッフェスキー場駐車場―八合目小屋―
　　　　　秋田駒ケ岳頂上（男女岳）往復
（メンバー）単独
（天気）快晴、頂上付近のみ風
６：００アッフェスキー場駐車場発　９：００秋田駒ケ岳（男女岳）頂上
１０：００登山口駐車場着

　前夜は大曲市のビジネスホテルに泊まった。
　ホテルで聞いた話ではスキー場はとっくに終了しているということ。だがこれは覚悟の上である。
　最初から歩くつもりで朝早くホテルを出て、スキー場に向かった。

　久しぶりに快晴の太陽が輝いている。どうやら好天の周期に入ったようだ。心うきうきさせながらまだ雪がたっぷり残るスキー場をひたすら歩いた。
　スキー場最上部からは立派なバス道路が八号目小屋まで延びている。道に迷うはずもないのだが、なぜか道路を外して登りすぎ、ちょっと遠回りしてしまった。
　バス道路はほとんどショートカットの連続である。

　一気に八合目小屋まで登りついた。ここで気合を入れなおして、更に頂上を目指す。雪面はやや硬いが、アイスバーンというほどではない。
　複雑な地形の火口地帯を経由して、横岳とのコルから豪快な広い斜面を直登し頂上に辿り着いた。
　風は強いが飛ばされることはない程度だ。どことなく春の山の優しさを感じさせる風である。

　今日こそは頂上からの滑降だ。
　シールをはがして、誰もいない大斜面に豪快滑降を決めた。
　秋田駒ケ岳独り占めである。頂上からスキー場まで無心に下れる斜面ばかりだ。こんな贅沢は他にあるだろうか。

　八合目小屋からも一気に下れる斜面が延々と続く。
　写真を撮らずにひたすら下ればたぶん頂上からスキー場の駐車場まで30分以内で着くだろう。
　これだけスキーに適した斜面が続くのも珍しいと思う。
　他の全ての乗り物より早く頂上から下れる。思わずスキー万歳と叫びたくなるような快適大滑降であった。