（山域）富山県
（場所）北アルプス立山周辺
（日時）平成１７年１１月２６日（土）
（コース）室堂―雷鳥沢―剣御前―剣沢―雷鳥沢滑降―室堂
（メンバー）単独
（天気）ガス深く視界あまり無し
室堂バスターミナル９：１０　剣御前１２：００　剣沢滑降少し１２：３０　
雷鳥沢滑降１３：００　緑が池周辺スキー練習１３：４５〜１５：００　室堂１５：１５

　今年度の初スキーもやはり立山からだ。立山駅はスキーヤーをボーダーで一杯である。朝５時に家を出て予定通り立山駅始発の室堂高原バスに乗り込む。バスの出るのは除雪のため少し遅れた。ケーブルカーは美女平駅の改築のため運休中である。

　室堂に着いたら残念ながら山はガスで視界が無い。時々晴れ間も無いわけではないが雪の少ないこの状況では山崎カールはとても無理だろう。今年も定番の雷鳥沢コースに向かうことにする。

　みくりが池温泉から雷鳥荘に向かう斜面でいきなり転倒。相変わらずスキーが下手なのは変わらない。急斜面の山崎カールに向かわないで良かった。
　雷鳥沢に着くまでに数回転倒してがっかりする。久しぶりのスキーで調子が出ないのか、仕事で疲れているのか恐らくその両方だろう。

　シールを付けて雷鳥沢を登り出す。半分ほど登った所でガスのため視界が無くなった。多くのボーダーやスキーヤーが引き返す中、僕はそのまま上り続ける。剣御前までシールで登りつめた。雪はまあまああるようだ。
ガスで視界は無いが、風は強くなくそんなに寒くは無い。せっかくここまで来たのだからと剣沢に少し滑りこむ。期待していたほどの猛烈パウダーではなかったが、適度なウィンドクラスとで快適だった。

　続いてアイゼンで這い松地帯を５０ｍほど下ってから、スキーに履き替え真っ白の雷鳥沢にシュプールを刻む。上部は全くトレースが無い。周囲は真っ白で雪も真っ白だ。ホワイトアウトの滑降に緊張する。
　所々見える拝松や岩を目印にゆっくりと滑降した。
　室堂にあんなに人がいるのにここには誰もいないのが不思議だ。さらさらのパウダーだが、視界が無いため傾斜が分からない。一回がりっと石を踏む。１００ｍほど下ると先行者のトレースが見え出した。

　雷鳥沢のキャンプ場からシールを付けて室堂に戻る。まだ少し時間があったので、行きの時に転倒したみどり湖の斜面で２回ほどスキーの練習をしてから余裕を持って室堂に戻った。

　日帰りの立山はいろいろと忙しいが、しっかりパウダーの初スキーを楽しめた。剣御前周辺では冬山の雰囲気も味わえて短いが充実した時間を過ごせた。