旧宮川村、中沢上集落からソンボ山（１１９２ｍ）
（日付）２００６年２月２５日（土）
（山域）旧宮川村
（メンバー）篠崎純一
（天気）晴れ、
（タイム）自宅発７：００−中沢上集落除雪終了点駐車地７：５０−
　　　　　ソンボ山頂上１１：２０−駐車地着１２：５０
（記録）
　昨晩は病院の新年会？で深夜遅くまで飲みすぎてしまった。調子にのって飲みすぎたみたいで、朝起きたら完全な二日酔いだ。　止せば良いのにカラオケの歌いすぎで喉まで痛い。
　こんなことなら飲むのをセーブして、とっとこ帰れば良かったと後悔するが、後の祭りである。今日は休養にして一日寝てやろうかとも思ったが、天気予報では晴天は今日土曜日のみである。なんと明日は雨が降るという。
　ここは無理しても今日山スキーにでかけないといけないだろう。

　もう飲酒運転にはならないはずと7時に家を出た。この時間からこの体調で登れる山といえば限られる。こういう時のためにとっておいたソンボ山を目指す事にする。
　国道360号の除雪もしっかり済んでいた。快適な道を中沢上集落まで飛ばす。

　除雪終了点に車を停めて、歩き出すがまだ二日酔い気味だ。いつものように汗でアルコールを流すしか無い。幸い徐々に暑くなり汗はたくさん出た。
　つづら折れの林道をショートカットしつつ登り、送電線の走る尾根に出た所で林道を離れる。送電線の下は切り開きになっていてスキー場みたいだ。
　
　しばらくすると送電線も尾根を離れて切り開きは無くなる。しかし予想以上の疎林でスキーには全く問題ない尾根だ。
　尾根上にもまだらに杉植林地が出てくる。植林地の下は日が射さないため雪がかちかちだが、それ以外は快適そのものだ。
　ぶな林もそこかしこに出てくる。中には八甲田を思わせる様な快適斜面も出て驚きだ。どうやらこの尾根は意外な山スキーの穴場らしい。

　頂上近くになるとアップダウンが激しくなる。しかし雪はザラメで疎林だからそれ程苦にならず頂上到着。ここまで全くラッセルは無かったが、昨晩の飲み過ぎが響き最後まで登高ペースは上がらなかった。
　頂上からは、北ノ俣岳側が開けていて美しい。漆山岳が近くに見えて、スキーに良さそうな斜面が多かった。期待していた白木峰は林間にしか見えない。

　下りの雪はもう全くパウダーでない。それでも快適に緩んだ雪面を飛ばし十分満足する。急斜面好きには物足りないだろうが、ぶなの斜面を滑っていると、僅かでも心癒される気がした。

　特に上部で地形は複雑。下部でも紛らわしい尾根が出ているのでルートファインディングは要注意だ。道迷いを避けるためにも今日のような晴天に登ったほうが良い山だろう。
　問題なく林道まで出て一気に駐車地まで滑り込んだ。
　車に戻った頃、やっと二日酔いが抜けてきた。これからはもっと後先を考えて飲もうと反省する。