スカイラインから乗鞍岳剣が峰往復と烏帽子岳登頂

（日付）２０１０年１１月２１日（日）

（山域）乗鞍岳周辺

（メンバー）篠崎　（装備）板：キロワット１６０ｃｍ、ビンディング：ボレースイッチバック、靴スカルパＴ２Ｘ

（天気）無風快晴

（タイム）国道１５８号奥発２：１５→MTB→平湯峠先MTBデポ→猫岳麓５：３０→桔梗ヶ原６：４０→鶴ヶ池７：３０
→剣ヶ峰頂上９：００→烏帽子岳頂上往復１１：００→MTBデポ戻り１２：３０→駐車地戻り１２：４５

（記録）

　山は眺めているだけではつまらない。彼方に見える山には、次に登りたくなるのが僕の性分だ。雪はまだまだ
少ないが、無風快晴の日曜日に乗鞍スカイラインをMTBと山スキーで詰め上がる事にした。舗装路歩きは嬉し
くないが、短時間での運動不足対策と思えばこの時期のスカイラインはうってつけだろう。

　不眠症のためか夜中に目が覚めた。車に乗り込み乾いた路面を走らせて、３０分後には平湯トンネル手前に
着く。スカイラインへの道を少し進むとすぐに通行止めのゲートとなる。予定通りMTBを取り出して坂を登りだし
た。今日は半年ぶりの山スキーだ。足が動いてくれるか心配だったが、思ったよりスムーズに足が回り嬉しくな
る。

　平湯峠を過ぎると雪が出た。夫婦松駐車場と峠との中間地点付近で雪が繋がりスキーに変える。

　天気も良いし暖かい。ラッセルはほとんど無い。この雪質なら剣ヶ峰に届くかもしれない。そう思うと、元気が
出てペースが上がった。猫岳頂上付近は地面が露出してスキー不適状態だ。今年は暖冬寡雪かと少し悲しくな
りながらも、そのまま桔梗ヶ原方面に歩き続ける。久しぶりのスキー歩行に足の付け根が痛み出したが、ここは
無理やり我慢する。

　桔梗ヶ原手前で夜が明けた。モルゲンロートが美しい。麻利支天下で雪面が硬く急になったのでアイゼンに変
えた。ここから上は這い松も出て僕の足前ではスキーを楽しめそうに無い。気持ち良くスキーはデポする。無風
快晴の剣ヶ峰往復は景色抜群で楽しかった。

　帰りはスカイラインをスキーで飛ばす。途中で烏帽子岳が僕を呼んでくれている気がした。雪を上手く繋げて
烏帽子岳頂上も往復する。スキーで滑降するには雪が少なすぎるのが残念だ。

　その後もスカイラインを忠実に辿り、スキーとMTBで車の待つ国道近くまで戻った。寡雪は嬉しくないが、もち
ろんワークアウト出来たし、絶好の天気とコンディションを当てる事も出来た。何と言っても誰一人いない静寂の
乗鞍連峰を貸切で楽しめたのが嬉しい。