[乗鞍スカイライン経由四ッ岳往復]

（日付）２０１１年１１月２７日（日）

（山域）乗鞍岳

（メンバー）篠崎

（天気）晴れ

（タイム）国道１５８号分岐上ゲート発３：４５→すぐにMTBデポ→四ッ岳取り付き９：００→四ッ岳頂上１０：３０→
烏帽子岳とのコル１２：００→ゲート戻り１３；２０

（道具）板：ブラックダイアモンドキロワット。靴：スカルパＴ２Ｘ。ビンディング：スイッチバック

（記録）前夜の医者の集まりを途中退出したお陰で、土曜夜はまあまあ早くに寝る事が出来た。日曜日は一日
中好天で山スキー好適日となる天気予報だ。こういう貴重な日曜日はやはり山を優先し、約半年振りのスキー
を楽しみたい。

　日曜朝は午前２時半起床、車をさくっと走らせて、スカイラインへ車止めゲートを４時前にスタートする事がで
きた。この時間にスタートすれば、この時期のコンディション次第では乗鞍岳本峰までも十分に脚を伸ばす事が
出来る。しかし今回は四ッ岳南側にあるというスキー好適斜面に狙いを定めた。

　スキーをザックにくくりつけ、フラフラしながらMTBを漕ぎ出す。しかしいきなり雪が出る。これは急坂を漕ぎ上
がるには辛い。すぐにMTBはデポとしスキーをつけて歩き出した。舗装路スキー歩きは嬉しくないが、雪量を考
えると他に選択肢は無い。

　ただひたすらにスカイライン上を歩き続ける。幸いな事にトレースがあり、ラッセル無い分かなり楽できた。ま
だ朝の内に四ッ岳山麓に着いた。四ッ岳の頂上付近は火山岩のゴツゴツした岩場となる。

　安全確実な登路を見定め、途中からはアイゼン歩行も駆使した上で久しぶりに四ッ岳頂上に立つ。笠や穂高
の抜群の展望に酔いしれた。

　そこからスキー好適斜面を求め、稜線を東側に移動していく。しかし求めていた斜面にはまだ拝松が出てい
た。多分南側を向いている分、新雪が溶けてしまったのだろう。

　しかしそれでも今季初滑降は逃せない。シールを剥がすと一気に拝松帯に滑り込む。ファーストターンでいき
なりこけたが、松のクッションが効いてくれるので何だか気持ちは良かったりする。

　少しでも雪がある所を選んで何とか１００ｍ位は滑り降りた。再びシールをつけて烏帽子岳とのコルに戻り、今
度は豪快スカイライン滑降に入る。

　登りで苦労した路も、下りではベルトコンベアの上を移動していると同様だ。テレマーク歩行も駆使して長い舗
装路をせっせと下る。最後に路上の薄雪の下に隠れていた石で、板を酷く傷つけてしまったが、まあこの位は
ご愛嬌だ。こんな寡雪でスキーに行くとは正気とあまり思えないが、それでも今季初滑りは上手く行ったという事
にしようと思う。