御母衣ダムから通称ガオロピーク

（日付）２０１２年１月３日（火）

（山域）国道１５６号沿い

（メンバー）星谷、篠崎

（天気）概ね晴れ

（タイム）御母衣ダム横４：３０→ガオロピーク頂上９：５０→谷へ滑降→ダム横戻り１１：０５

（篠崎の道具）板：Ｋ２ポンツーン。靴：スカルパＴ２Ｘ。ビンディング：スイッチバック

（記録）この正月は３日午前に時間を作る事が出来た。強力パートナーの☆さん参戦も得て勇気百倍だ。雪量
は今ひとつという印象だが、天気図からはパウダー日和と言えるだろう。ここは御母衣ダム西側に聳える
1746m峰（通称ガオロピーク)に挑戦を決めた。午後には自宅に戻っていたいので、☆さんに我儘言って集合は
午前４時とまだ真っ暗の時間帯にしてもらう。

　ダム横に除雪された区域を見つけたので、そこに車を停めさせていただいた。駐車地点の直ぐ脇の尾根から
登り出す。取り付きは急だが難なくクリアし、急な尾根をひたすら登り続ける。このまま楽勝かと思っていたら、
標高1300ｍ地点で予想外の急斜面に出くわした。多少の下り部分も出てきて、これはしまった登る尾根を間違
えたと思う。本来ならもう一本東側の左岸尾根を登るのが正解だった。

　しかし今更悔やんでも遅い。ここは☆さんの突破力で何とか無事通過できたが、冷や汗モノのギリギリ傾斜だ
った。僕一人だったら多分ここで敗退だったろう。

　そこから上部は足首ラッセルのなだらかな斜面が頂上まで続いていた。頂上から昨春挑戦した真っ白の別山
が見えて嬉しく思う。下りはそれなりに素敵なパウダーを頂く。藪がまだ埋まりきっておらず、やや煩いがファッ
トスキーなら十分過ぎるほど快適だ。登りに使った尾根を嫌い、ダムへの下降は急な谷筋を選んだ。下部の堰
堤地帯で雪が繋がっているか大いに不安だったが、☆さんと2人なら多少の難場も何とかなるだろう。

　

　谷は狭くて急。雪量が十分で無かった関係も有り、数箇所でスリリングなへつり斜滑降を要した。最下部では
水が出て、登りに使った右岸尾根の脇を上手くすり抜ける。ここは百戦錬磨の☆さんのルートファインディング
が大いに光った。あれよあれよと言う間に国道のトンネル上に滑り込む。なかなか素敵な開放感と豪快スキー
を短時間に味わえて、☆さんにはまたまた感謝の気持ちで一杯だ。