新穂高温泉から弓折岳の東面カール

（日付）２０１２年５月２３日（水）

（山域）笠ヶ岳周辺

（メンバー）篠崎

（天気）晴れ

（タイム）新穂高温泉発２：１５→左俣林道の橋手前３：１５→弓折岳頂上６：３０→橋戻り８：３０→新穂高温泉戻
り９：１０

（道具）板：アトミックシュガーダディ。靴：スカルパＴ２Ｘ。ビンディング：

（記録）貴重な隙間時間と好天が重なった。残り少ない雪を求めて今日も深夜から出動する。この時期の締まっ
た早朝の雪を利用すれば、短い時間でかなりの距離を延ばす事も可能だろう。狙いは左俣林道から弓折岳とし
た。

　深夜の左俣林道をMTBで漕ぎ上がる。結構所々に雪が残っていて、道もまだかなり荒れている。何回かMTB
を持って雪渓を横断した。わさび平小屋を越えて更に１０分ほど漕ぎ上がった所で巨大なデブリが出てきた。こ
こでMTBをデポする。

　そこから徒歩１０分で左俣谷の橋に出た。更に登山道を５分ほど歩くと雪の上に上がる。今日は軽量化のた
めにシールを持ってきてない。最初からつぼ足アイゼンで登り出す。想定どおりの締まった雪でサクサク標高を
上げた。

　今日は大ノマ乗越に向かわず、尾根伝いに弓折岳に向かい直接詰め上がった。槍ヶ岳の展望抜群の尾根を
歩き、無風快晴の頂上に出た。まだかなり早い時間だ。景色を存分に楽しむ。

　さてここから何処を滑降するか考える。陽の当る東面カール斜面が僕を呼んでくれていた。迷わず東面カー
ルのザラメに素敵なシュプールを刻み込んだ。標高差にして400mほど滑降した所で鏡平に向かい登り返す。カ
ール斜面から打って変わって鏡平から下はデブリのオンパレードになっていた。

　修業の様なデブリ斜面を何とかクリアし、橋のすぐ手前までスキーで下れた。デブリ斜面滑降は大変だった
が、この時期サクッと標高差1000m強の滑降を楽しめるのはやはり美味しい場所だと思う。