白川郷萩町集落から谷筋林道経由猿ヶ馬場山

（日付）２０１２年１２月２４日（月）

（山域）白川郷

（メンバー）早川、形屋、林、篠崎

（天気）曇りと雪。まれに晴れ

（タイム）白川郷道の駅３：３０→萩町集落４：００→上部林道→猿ヶ馬場山頂上７：５５→滑降→萩町集落戻り
９：３０

（自分の道具）板：Ｋ２ポンツーン189cm。靴：スカルパＴ２Ｘ。ビンディング：スイッチバック

（記録）何だかんだとやる事を無事こなし、今日も朝早くから山ｽｷｰに出動する。有難い事にYasuhiro先生から
お誘いいただいていたので、白川郷から猿ヶ馬場山という先生好みのﾛﾝｸﾞｺｰｽに挑戦する事が出来た。

　とはいえまずYasuhiro先生との山行だとｽﾀｰﾄが早い。歩くのはもっと早い。更にその上、下るのもかなり早
い。僕の持つ心肺能力とｽｷｰ技術ではﾂﾗｲ事が多いのだが、ここは頑張るしかない。途中挫折なんてもっての
他となるのだ。

　という訳で午前3時半に白川郷道の駅に集合、車に乗り合って神社横の除雪末端まで移動し、萩町集落末端
からすごいｽﾀｰﾄで林道沿いに登り出す。今日は189cmﾎﾟﾝﾁｬﾝ初出動の日だ。さすがにｼﾞﾜﾘと脚に重たい。そ
れでも頑張って板を持ち上げ続けた。尾根上は一部伐採の樹木で藪が酷くなる。真っ暗闇の藪登りは嬉しくな
いが、皆に遅れないためにも弱音は吐けない。上部林道に上がると藪漕ぎは無くなった。今度は徐々にラッセ
ルが辛くなるが、先頭を行く魔人軍団のｽﾋﾟｰﾄﾞは早い早い。上部は登り返しの無い沢伝いｺｰｽを辿る。水が出
ている箇所が彼方此方にあったが何とか全てｸﾘｱできた。お陰で登り返し無く無駄なくかつ早く行動できる。

　寒さは厳しかったが、恐れていた風はそれほど吹かず、午前8時前には頂上に立つ。魔人軍団が余裕しゃくし
ゃくで、頂上でなぜか掃除機のﾙﾝﾊﾞ購入の話で盛り上がっていた。厳冬の頂上も彼らにはﾘﾋﾞﾝｸﾞﾙｰﾑの延長
の様だ。

　滑降は更に早い。途中で僕は完全に一人旅となった。ﾄﾚｰｽは残っているのでそれをひたすらに追いかける
のみだ。9時半頃には問題なくｽﾀｰﾄ地点まで戻っていた。

　僕はとにかく遅れを取らない様にｾｯｾと動いていたつもりなのだが、それでも滑降技術が違った。下部はﾃﾚﾏ
ｰｸにはﾂﾗｲ雪質であった事もあり、やっとの思いで車の停めてある場所まで戻ったら、魔人方は30分以上車の
ところで待っていたと言う。

　世の中には色々な人たちがいる訳だが、彼らはまさしく山ｽｷｰ魔神軍団だ。全くもってそのｽﾋﾟｰﾄﾞに舌を巻い
た山行であった。