御母衣ﾀﾞﾑ下長瀬集落からﾀﾞﾑ右岸１５７８ｍ峰と釜ヶ谷

（日付）２０１３年１月３日（木）

（山域）白川村

（メンバー）篠崎

（天気）雪ごくたまに晴れ間

（タイム）長瀬集落への橋の脇５：３０→１５７８ｍ峰９：４５→釜ヶ谷頂上１０：４５→往復＆滑降→駐車地点戻り
１２：４５

（道具）板：Ｋ２ポンツーン１８７ｃｍ。靴：スカルパＴ２Ｘ。ビンディング：スイッチバック

（記録）正月休み最後の日だと思うと早起きは出来た。天気は良くないが、今日は一日完全ﾌﾘｰだ。森林限界
を超えない標高で楽しめてかつ自分が過去に登った事の無い山に行きたいと思う。ｶﾞｵﾛさんの記録を参考にさ
せていただき、御母衣ﾀﾞﾑ右岸の名も無い山を目指す事にする。雪さえあればﾊﾟｳﾀﾞｰはお約束だ。

　除雪が入ったばかりの国道156号を走り、長瀬集落に渡る橋の脇に駐車地点を見つけ停めさせていだだく。
記録通りに田口谷左岸尾根に取り付いた。この付近は急傾斜ばかりなので、斜面が比較的広いこの尾根は貴
重だと思う。

　しばらくは急斜面の藪に手こずる。雪は十分なので杉植林帯に入るとﾍﾟｰｽは上がった。杉植林帯を超えると
素晴らしいﾊﾟｳﾀﾞｰ斜面が待っていた。上部に上がるに連れて藪も減る。途中で地図（ｺﾋﾟｰだけど…）を落して
気落ちしたが、地形は容易でGPSがあれば何の問題も無い。雪降る中ﾗｯｾﾙを続けて、まず1578m峰に登る。
当初は天気も悪いし今日はここで引き返そうと思っていた。

　しかし下降を始めると晴れ間が現れて、お隣の釜ヶ谷峰が展望できた。これはせっかく山が呼んでくれたのだ
から、名前の有る山にも登っておこう。斜め滑降しながらコルに滑り込む。こういうﾄﾗﾊﾞｰｽはﾃﾚﾏｰｸの得意種
目だ。ｼｰﾙの糊を気にしながら無事釜ヶ谷（1548m峰)にも登頂する。滑降を交えながらもと来た道を戻る。ｼｰﾙ
の糊が剥がれて来たので、登り返しにはやや体力を使った。滑降は素晴らしかった。

　藪の間をすり抜けて、ﾊﾟｳﾀﾞｰｽﾉｰを存分に楽しむ。標高950mより下に入ると一部で藪がかなり煩くなったが、
それでも雪量は十分で問題は無かった。気持ちよく長瀬集落への道に滑り込む。駐車地点まで戻り雪に埋もれ
た愛車を掘り出すのに一苦労したりする。