平湯温泉からｱｶﾝﾀﾞﾅ山外輪ｼｭｰﾄと安房山ｼｰﾊｲﾙﾙｰﾄ継続

（日付）２０１３年１月３０日（水）

（山域）平湯温泉

（メンバー）篠崎

（天気）曇りたまに晴れ

（タイム）平湯温泉除雪終了点４：００→ｱｶﾝﾀﾞﾅ外輪７：００→幻ｼｭｰﾄ滑降→安房山北尾根８：３０→ｼｰﾊｲﾙﾙｰ
ﾄﾄﾞﾛｯﾌﾟﾎﾟｲﾝﾄ１０：００→滑降→安房峠１１：１５→平湯温泉戻り１２：００

（道具）板：Ｋ２ポンツーン189cm。靴：スカルパＴ２Ｘ。ビンディング：スイッチバック

（記録）火曜午後からｾｶﾝﾄﾞｺｰﾙだ。ちょうど高気圧も来てくれているし、これは素敵な粉雪をｹﾞｯﾄできそうだと
ほくそ笑む。ただ午後から仕事だし、行く先は近場限定だ。午後からの仕事に備えてあまりﾜｰｸｱｳﾄしすぎ無い
様にも気をつけないといけない。

　という訳で今日は自分の庭？？でもある平湯温泉周辺で、手堅く浮遊感を味わってくる事にした。ｱｶﾝﾀﾞﾅ外
輪の幻ｼｭｰﾄと安房山ｼｰﾊｲﾙﾙｰﾄというﾊﾟｳﾀﾞｰｽｷｰｺｰｽをﾀﾞﾌﾞﾙﾍｯﾀﾞｰで狙う。

　粉雪が呼んでくれていると思うと早起きはきちんと出来た。ﾄﾚｰｽが薄ら残る通い慣れた道を進んだ。途中か
らｱｶﾝﾀﾞﾅへの谷筋に入り込む。ここは地熱の影響なのか上部で藪にはまるのが定番だ。上手に最適なｺｰｽ取
りが出来ればほとんど藪漕ぎしないで済むのだが、暗い事と地形が分かりずらい事もあり、今回もしっかり上部
で藪漕ぎに苦しんだ。いちおう予定通りに明るくなる頃外輪に上がる。ﾓﾙｹﾞﾝﾛｰﾄが美しい。今日はﾊﾟｳﾀﾞｰｽｷｰ
が目的なので頂上には拘らない。できるだけ上手に外輪をトラバースして、幻ｼｭｰﾄの上部に滑り込んだ。まず
雪崩ﾁｪｯｸを簡単に済ませてから、ｼｭｰﾄに飛び込んだ。朝の雪を存分に堪能する。

　平坦地からｼｰﾙを履いて尾根を回り込み、今度は安房山北尾根に取り付いた。上部はうねる様に雪庇が出
来ているが、左側から回り込む事は容易だ。適当な所で尾根を外し、ｼｰﾊｲﾙﾙｰﾄのﾄﾞﾛｯﾌﾟﾎﾟｲﾝﾄを探す。ちょっ
と迷ってつまらないﾄﾗﾊﾞｰｽにはまり緊張したが、直ぐに修正できた。最も快適でそれでいて雪崩の危険の少な
いﾗｲﾝの目論見をつける。

　単独だから粉雪ｼｭｰﾄには慎重に飛び込む必要が有る。しかしﾃﾚﾋﾞが言うほど今年は雪が多い訳でもない。ﾗ
ｲﾝさえきちんと選べば埋まるような雪崩には遭わないだろうと見込んだ。

　滑降は素晴らしかった。空を飛ぶ様な浮遊感を味わえる。小船の底まで下りて再びｼｰﾙをつけると安房峠に
向かい登り返した。途中でｼｰﾙが剥がれだし難儀したが、何とか峠までｷﾞﾘｷﾞﾘでｼｰﾙ歩行できた。

　安房峠からの下りはできるだけﾄﾗﾊﾞｰｽを多用する事で、安房平における平坦地歩行を少なくする様に心が
ける。林道に出た所で再度ﾜｯｸｽを塗り、何時もの様に平湯温泉に向けﾌｨﾅｰﾚを飾る歩行と滑降を楽しんだ。