130409 百沢スキー場から岩木山
天気が良ければ何て事のない春山スキーパラダイスと言う。
とはいえ強風にさらされると、津軽の名峰にふさわしく手応えある山スキーを楽しめた。

山スキーヤーなら岩木スカイラインが開通する前に登りに行きたい


誰もいない粉雪たまったスキー場を詰め上げる


上部は雪が硬くなってきた


途中で板をデポして強風の頂上を目指す


頂上に着いた頃から視界が悪くなってきた


それでもかなりの豪快スキーを楽しみました



  百沢スキー場から岩木山
(日付)2013年4月9日(火)
(山域)青森県津軽
(メンバー)篠崎
(天気)曇り〜強風
(タイム)百沢スキー場駐車スペース4:30→スキー板デポ7:00→岩木山頂上7:35→板デポ回収→スキー場戻り8:
45
(道具)板:サロモンテンエイティーガン169cm。靴:スカルパT2X。ビンディング:スイッチバック
(記録)強風に追われる様な感じで、北海道から逃げてきた。大波に翻弄され続けた日本海〜青函フェリーにより
何だか足元がフラフラする感じだ。しかし何時までも移動ばかりしていては仕方が無い。
 まず今回の山スキー遠征のメインターゲットとして考えていた岩木山登頂を図ろうと思う。弘前のビジネスホテルを早朝
に出て、未だ何とか暗い内に営業終了したスキー場を歩き始めた。営業は終わっていても未だスキー場にはたっぷ
りと雪が残っている。頂上に向けてひたすら登り続ける単純なルートだ。ただ独立峰ならではで上部の風は強い。

 森林限界を越え強風に飛ばされる心配も多少出てきた。傾斜は大した事は無いが雪面もクラストしてきた事だ
し、標高1400m地点でスキー板はデポと決める。そこから上はアイゼン登高とした。風を避けるように岩場を回り
こんで、ほぼ直登ラインで頂上まで登りつめた。今回の春山スキー遠征で始めての頂上だと思う。

 しかし天気は急速に悪くなっている。風を避ける方向に向けて微妙に南寄りに降り出したら、ガスに巻かれてホ
ワイトアウトになった。こういう時の強い味方のGPSを見る。するとあろうことか電池切れだ。仕方ないので再び頂
上まで登り返して正確な方向に向けて再度下山を始めた。
 ガスの合間に視界が得られるとすぐ目前に板がデポされていた。大急ぎで板を履いて後は楽しい大滑降に移
る。爆弾低気圧のお陰で雪はパウダーだ。誰もいない粉雪スキー場に大ターンを描いて駐車場までの一気滑降を楽
しんだ。