南八甲田最高点櫛ヶ峰往復と高田大岳滑降

（日付）２０１３年４月１１日（木）

（山域）八甲田

（メンバー）篠崎

（天気）曇り〜強風

（タイム）猿倉温泉除雪ｽﾍﾟｰｽ４：００→駒ヶ嶺巻き→櫛ヶ峰頂上７：００→駒ヶ嶺頂上→駐車地戻り８：５０〜９：
００→高田大岳頂上１１：１０→駐車地戻り１１：５５

（道具）板：ﾎﾟﾝﾂｰﾝ１６９ｃｍ。靴：スカルパＴ２Ｘ。ビンディング：スイッチバック

（記録）爆弾低気圧の影響もやっと一段落した様だ。東北ｽｷｰﾂｱｰが始まってから、始めてやっとこさｽｷｰ好適
日が来た気がする。今日こそは今回のｽｷｰﾂｱｰを代表する一本を決めたい。そう思うと朝はきちんと青森のﾋﾞ
ｼﾞﾈｽﾎﾃﾙを早立ちする事が出来た。

　冬季閉鎖された猿倉温泉に向かう途中に車一台置けるｽﾍﾟｰｽを見つけて駐車する。何といってもこの辺は今
冬記録的な大雪が降った所だ。周囲は巨大な雪の回廊に覆われていて、車一台分のｽﾍﾟｰｽでも見つけるのが
難しいしまた貴重でもある。

　猿倉温泉まで少し歩道を歩いて雪に埋もれた沢を渡ると、後はひたすら疎林大斜面を登っていく。稜線に出
て南側に回りこみ更に駒ヶ嶺をﾄﾗﾊﾞｰｽして南八甲田最高点の櫛ヶ峰の下に至った。低気圧のお陰でここには
素敵なﾊﾟｳﾀﾞｰ斜面が出来上がっている。これはﾜｸﾜｸものだ。

　稜線伝いに登り上げて、頂上から無木立のﾊﾟｳﾀﾞｰ斜面を気持ち良く頂いた。ﾃﾚﾏｰｸ歩行で駒ヶ嶺下部まで
移動し、ｼｰﾙを履いて一旦駒ヶ嶺頂上まで登り上げる。そこから猿倉温泉までのﾄﾗﾊﾞｰｽ気味大滑降がこれま
た楽しい。相当に豪快な大斜面だった。

　猿倉温泉まで戻っても未だ大分時間が有った。これは正面に見える高田大岳の大斜面も頂こう。ちょうど良さ
そうな急斜面が山麓から頂上まで一気に繋がっている。

　何とか舗装路から雪の回廊の壁を登れる所を見つけ、車道から雪面に這い上がる。後は一直線に頂上を目
指すのみだ。ｼｰﾙ歩行では緊張する程の急斜面だったが、雪は緩んできてそれほどの危険は感じない。

　問題なく頂上直下の這松地帯までｼｰﾙで登り上げた。頂上からの大滑降も相当に楽しそうだ。山麓まで一気
に急な無木立斜面が続きｸﾗｸﾗする様な大滑降だった。

　駐車地点に戻った時には未だ素敵な興奮冷めやらぬという感じだった。後は谷地温泉のこれまた素敵な湯船
に使り、ﾉﾝﾋﾞﾘ緊張を解きほぐそうと思う。